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ループの書評的なものをやってみる④

こんにちは。
第2の高度成長という浪漫を具現化するshibuです。

 

ループの書評的なものをやってみる④

前回はこちら

create-the-future.hatenablog.com

 

私自身、第2の高度成長の時には本質的課題の解決が必要だと言っていますが

そこにはこの世界の仕組みとは何か?生命の誕生の仕組みとは?というところも含まれています。

 

このループもそのテーマに対する内容がありとても興味深いです。

以下引用

「世界の仕組みを知りたいという馨の願いは、様々な問い掛けとなって表に現れてくるが、もっとも基本的なのは、生命の起源に関する問いである。

生命は、いかにして誕生したのか。あるいは、自分はなぜここにいるのか。」

 

その後生命の誕生に対する奇跡的な確率を具体的に紹介した後

「要するに確率的には不可能なのである。にもかかわらず、生命は誕生した。何か仕組みがあるに違いない。どうやって確立の壁を乗り越えたのか、馨は知りたかった。「神」の概念を持ち出すことなく細工を解明したいと願ってやまない。

一方では、すべては幻かもしれないと疑念が湧くこともあった。認識能力によって「ある」と信じ込まされているだけだとすれば、実体は空である可能性がある。」

引用終わり。

 

リングはホラーのイメージが強い方は、この引用を読んだだけでもテイストの違いにびっくりするかもしれません。呪いのビデオや貞子の呪いの世界から、真逆の科学的な、哲学的なテーマを語っているのです。

 

ホラーというジャンルから、本質的な話題にテーマが移行するこの流れが、私は凄く好きだなと思いますし、面白いです。本質的な話題をいきなり考えるのではなく、ワンクッション置くからこそ、そこに繋がるからこそ興味を持って読めるというのは大事だなと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!